理窓会第一回アジアフォーラム開催される

 

2020年2月15日タイのバンコクにて、理窓会第一回アジアフォーラムを開催した。新型肺炎が蔓延していることから、第一回理窓会アジアフォーラムを実施するか延期するか危ぶまれたが、現地タイ理窓会の強い要望と状況を慎重に判断した結果、予定通りに2月15日開催した。
日本からは、東京理科大学吉本常務理事、理窓会からは、増渕会長、近藤常務委員やグローバル理窓会坂本副会長が参加し、タイランド理窓会からは、長谷場会長を始め他11名(タイ国費留学生2名含む)の参加、ベトナム理窓会からは、小林副会長他1名が参加した。

増渕会長

吉本常務理事

坂本グローバル理窓会 副会長

小林ベトナム理窓会 副会長

長谷場タイランド 理窓会会長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アジアフォーラム開催の目的は、第1に東京理科大学を卒業し母国で活躍する理窓会会員の状況を調査し、今後も情報交換が継続できる体制の整備です。第2にアジアの理窓会支部相互の懇親を図り、より広く理窓会活動の価値を高める目的がある。第3に海外で活躍する立場から、グローバル化を推し進める母校に対しての提言を頂く事である。

Mr.Jirawatさん基調講演

特に今回は東京理科大学大学院・博士課程で学び博士号を取得された母国タイランドの海軍大佐Mr.Jirawatさんに「基調講演」をして頂き、「英語での授業の必要性」、「就職時のGPAの活用」など、タイランドでの大学進学の変化とその状況について提案と説明があった。講演後、熱心なディスカッションを交わし素晴らしいフォーラムになった。

一部参加者ご紹介
• Sucheep Suksawangさん
ニックネーム ジロー
(理工・土木1998)
State Railway of Thailand
勤務 建設部部長

• 山内正太郎さん
(理・応物1992)
電通勤務の後、タイランドで5社を個人経営
法律事務所、木工会社、動物病院、不動産業等

• 上田克己さん
(工・建1971)
N.S.L.CONSTRACTION
元竹中工務店勤務米国、マレーシア、中国、
香港等での勤務、各国で柔道指導を継続、
最近、柔道6段を授与された。

考 察

新型コロナウイルス感染拡大が始まっている中で開催が危ぶまれたが、開催国のタイランド理窓会の「開催したい」との強い要望を尊重し、第一回理窓会アジアフォーラムをタイのバンコクで2020年2月15日に開催した。
中国からの参加は中止となり、またグローバル理窓会からは、会社の方針を優先した考えの基で可能な方の参加を頂き、参加者数が当初予定の約40人から約20人に減少した。しかし理科大学卒業のタイ人二人の参加を頂き、タイ人の立場から東京理科大学のグローバル化についての提案を頂けた。またタイ人卒業生の母国での活躍の様子を確認でき、当初の外国人卒業生の現状を確認し、理科大学への思いを調査する目的は達成されたと考えます。アジアの他地区としては、ベトナムから2人の方が参加され、ベトナムの状況についてお話頂いた。日本人の理科大卒の3人の方がタイ永住を希望されていたり、また日本の本社から76歳までも仕事を依頼されている最年長の方もいらっしゃった。皆さんはたくましく異国の地でイキイキと活躍されており、理科大生は語学が弱いと言うのは昔の話になりつつある様である。また、タイ軍人Jirawatさんから、「アジアフォーラム」との会議名だから、軍の許可が得られ出席出来たとのお話であった。今後のアジアフォーラム開催への大きな参考になった。

グローバル理窓会担当 近藤 明

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