「教職との出会い」と「授業で勝負できる教師」

流山市は都心へのアクセスや充実した商業施設、子育て世代への支援など数多くの魅力をもっている。人口の増加率も高く、ここ数年は毎年1・2校ずつ小中学校が新設されている。大学生活を振り返りながら、これから教師を目指す方々にメッセージを伝えたい

大学での教職との出会い
青森県出身である私は大学から流山市に住み、数学科に在籍し、教職課程を受講していた。当時、教職概論の講義で伊藤稔先生(教授)との出会いが、教職の活動に参加することになった。同キャンパスで教師を目指す学生の代表となり、教員採用試験の面接練習などや新入生へのガイダンスの講師なども務めた。また、野田市の小学校との連携事業である「オープンサタデー理科クラブ」の企画にも力を注いだ。小学生に理科と数学の楽しさを伝えるべく、仲間と共に教材を開発し、指導案の検討と予備実験を何度も重ねたことをよく覚えている。「子どもに理科と数学の不思議さ・面白さ・感動を伝えたい」という気持ちが原動力となった。その時の活動が現在の教師生活の礎となっている。

授業で勝負できる教師を目指して
教師として働いて10年が経過し、現在、勤務している常盤松中学校で3校目である。これまで学級担任や教務主任、部活動顧問、他市との人事交流などを経験し、たくさんの先生方と出会えることができた。私が出会った先生で、生徒からも同僚からも慕われていた方々には共通点がある。それは「授業が面白い」という点である。ハッとさせられる発問、ドキドキする教材で生徒を魅了していた。良い教師とは何か、と質問されたら、ずばり「授業で勝負できる教師」であると答える。授業で生徒の興味や探究心を刺激することで、生徒は自ら考え、深く学び、成長に繋がる。

教職を目指す皆さんへ
大学で学んだ高い専門性を生かし、理科や数学を通して生徒を魅了する教師になることを期待している。

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