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- 卒業生, 理窓 2021年5月号
- ~ 初心を忘れずに ~
~ 初心を忘れずに ~
- 2021/5/1
- 卒業生, 理窓 2021年5月号
小学生の頃、割合や道のり、分数の計算等でつまずいて、算数が嫌いになった。しかし、今では数学の教員として高等学校に勤務している。きっかけはいろいろあったが、一番大きいのは父親の存在です。中学生以降は父親に勉強を教えてもらった。その時から自分もいつか、教える側の人間になりたいと思っていた。苦手だった算数も克服し、高校生では数学が一番得意な教科でした。その後、東京理科大学に入学し、テスト前には友達と夜遅くまで勉強をするなど、充実した大学生活を送ることができた。
大学卒業後は、講師として1年間勤務したが、そこで出会った数学の初任の先生から教員採用試験のアドバイスをたくさんいただき、無事、2013年度に新規採用となった。3年目の時には、3校の合併となり教員人生ではあまり体験できないようなことを学んだ。現在は市原八幡高等学校に勤務して3年目となる。昨年度は若手職員研修チームのリーダーとして、様々な点でまとめ役を任され、とても貴重な体験をする事ができた。それぞれに役割を与え、チームで運営することは、学校運営の基礎・基盤となると感じています。後のためにも、チームリーダーとしての体験を忘れずに教員人生を充実させていきたい。
今年で教員人生が9年目になるが、まだまだ学ぶことが多いと感じている。数学の教科指導においては、ICTの活用が重視されている。今では、パソコンとプロジェクターがあれば簡単にグラフを見せることができる。例えば、2次関数であればa・b・cの値の変化によって、どのようにグラフが変化するのか一目瞭然です。「じゃあこうしたらグラフがどう変化するのか?」という興味関心が持てるような、授業展開が大事だと思い、授業研究に取り組んでいる。ベテランと呼ばれるようになっても、常に学ぶ姿勢を忘れずに取り組んでいきたい。