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- 卒業生, 理窓 2017年5月号
- 理科大の経験を生かし、地元地域への貢献を目指す
理科大の経験を生かし、地元地域への貢献を目指す
- 2017/8/26
- 卒業生, 理窓 2017年5月号
私が東京理科大に入学したのが1997年4月です。大学生活の一般的なイメージは、バイトしたり遊んだりと自由な時間を楽しめると思う人もいる中、理科大生活を送った経験のある人は共感してもらえると思いますが、私も必死で勉強して喰らいついていたという思い出が強いです。
日々の授業に出席する、期末の試験期間中に徹夜で勉強するのは当たり前で、中間試験なるものもあり、その間に課題・レポートもありつつの通常の授業もあり、2日間一睡もしない日があったことが思い出されます。なんとか4年間で卒業はできましたが、私が卒業したのは2001年3月で、新卒の採用が少ない時代で、超就職氷河期と言われている頃でした。
特に私の地元(山陰地方)は、理工系の就職が極端に少ないように感じました。しかしながら、理科大ブランドのおかげもあってか、地元のIT企業にSEとして就職できました。私が新卒入社した頃は、ホスト系からオープン系のシステムにどんどん移行していく中で、システム開発、導入、メンテと日々忙しく働き、新3K(きつい、厳しい、帰れない)とも言われていました。それでも地元の山陰で働くことに意義を感じていました。
その後、転職して現在は実家から通え、より地元密着感がある金融機関でSEとして働いています。金融機関というと学問的には法律学、経済学を勉強してきた人というイメージがありますが、やはり数字を扱う所です。私が勉強してきた統計学、確率論等を駆使しているとまでは言えませんが、論理的思考、論理的手順という面では、理科大の頃の勉強が役に立っていると勝手に思っています。
なんとか地元地域のために役立ちたいということで、仕事も地域活動も頑張っています。