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- 卒業生, 理窓 2021年1月号
- 常に謙虚な姿勢で教員生活に取り組む日々
常に謙虚な姿勢で教員生活に取り組む日々
- 2021/1/1
- 卒業生, 理窓 2021年1月号
教員生活を始めて14年目になります。数学の教員を目指して東京理科大学に入学し、仲間と共に専門的な数学や教職課程について、日々学ぶことができました。大学院では、教科の指導法や教育の歴史など、既に教職に就かれている先生方と共に多くのことを学びました。また、大学院在学中は、実際に教育現場に足を運ぶ機会もあり、多くの経験をさせていただきました。当時ご指導いただいた先輩方や大学の先生方には感謝申し上げます。
教員になり、最初の8年間は足立区の中学校教員として働き、8年目には教務主任を任され、学校運営にも深く携わるようになりました。教育課程の編成や年間行事予定、毎月の行事予定の調整など慣れないことばかりでしたが、先輩教員からの助言をいただきながら1年間務めることができました。また、9年目からは練馬区に異動し、現在は学年主任を任されています。学年主任は、自分の担任しているクラスだけではなく、他クラスの様子など学年全体のことを把握する必要があります。そして、年間のスケジュールの見通しを立て、学年の指導を円滑に進めることができるようにしなければなりません。また、学年における生活指導、進路指導などについても中心となって取り組む必要があります。最初は目の前の仕事をこなすことで精一杯でしたが、同僚にも恵まれ、チームとしての学年運営が実践できています。教科指導においては、ICT機器の活用や授業形態の工夫などを凝らして、生徒が数学的な見方や考え方を育むための指導法を模索しながら実践しているところです。今後も、謙虚な気持ちを忘れずに、日々の教育活動に取り組んでいきたいと思います。