“世界の理科大”実現に向けて

新年あけましておめでとうございます。理窓会の皆様におかれては、健やかに新しい年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年11月、安倍首相は所信表明演説において、人工知能、ロボット、IoT等により生産性を押し上げるイノベーションを実現し、世界に胎動する「生産性革命」を牽引するとの方針を示しました。また、世界に目を向けても、地球規模での気候変動、食糧難等、科学技術の発展なくして克服し得ない課題が山積しております。

創立150周年のビジョンを描き、方向性を明確化
このような時代において、“Building a Better Future with Science”との建学の精神を掲げる本学の果たすべき役割は大きく、その実現に向け、昨年3月には「TUS Vision 150」を策定し、創立150周年(2031年)の姿を描くことで、今後15年の方向性を明らかにしました。
昨年9月に公表された、英国「Times Higher Education」の世界大学ランキングの研究分野において、国内の大学では10位、私立大学では3年連続の1位となるなど、国内ではトップクラス大学として評価を確立していますが、“世界の理科大”実現に向け、「TUS Vision 150」において掲げた課題を解決することで改革を進めてまいります。

本学のポテンシャルを最大限に発揮できる組織を検討
具体的には、平成5年に経営学部を開設して以来、大きな再編を行っていなかった学部・学科構成等について、神楽坂、葛飾、野田のキャンパスの特色を生かしつつ、本学のポテンシャルを最大限に発揮し、現代、そして将来にわたり求められる教育・研究を実践するために、どのような組織が適切なのか、検討を進めたいと考えています。
平成30年は法人として大きな節目の年となります。平成28年に公立化した山口東京理科大学に続き、本年4月には諏訪東京理科大学も公立化が予定されております。東京理科大学が更なる発展を続けるため、法人、教職員一同、努力してまいりますので、同窓の皆様におかれましても、一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心より祈念し、新年の挨拶といたします。

関連記事

ページ上部へ戻る